パワーポイントの品質と生産性を向上させる
デザイン・テンプレート
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パワーポイントの品質と生産性を向上させる
デザイン・テンプレート
1. ページ設定
9. 行揃え#2
2. カラー
10. 行間
3. 余白
11. 段落
4. グリッドとガイド
12. 箇条書き
5. ガイド位置
13. 表
6. フォント
14. 補足説明・注意書き
7. フォントサイズ
15. 表紙
8. 行揃え#1
16. 目次

作者について
職業：デザイン好きのマーケター。
プレゼン資料をデザインの視点から
伝わりやすくする情報サイト「パワー
ポイント・デザイン」を運営している。
harutosuzuki
≫

はじめに
本書はプレゼン資料の品質と生産性向上を目的としたデ
ザイン・テンプレートです。
プレゼンテーションツールには、マイクロソフト社の
「PowerPoint」、バージョンは「2010以降」。オペ
レーティングシステムは「Windows」を想定しています。

1. ページ設定
ス ラ イ ド の サ イ ズ 指 定 は 「 A4 210x297mm 」 。 幅 は
「27.51cm」、高さは「19.05cm」を設定する。
A4 210x297mm
ビジネスシーンで何かと扱いやすい「A4」サイズ。
サイズを統一すればチームでの資料共有も簡単に。

2. カラー
スライドで使用するカラーには「テーマカラー」を決め、
資料全体で色使いのルールを統一する。
テーマカラー
サブカラー
サブカラー
ベース
メイン
アクセント
無彩色
メイン
無彩色
R
255
0
255
77
226
234
G
255
113
80
77
241
234
B
255
188
80
77
250
234
※本スライドでいう「テーマカラー」は、デザイン一般で利用する言葉を指しており、パワーポイントの設定項目とは異なる点にご注意ください。 ※サブカラーのような「薄い・
淡い」色は、プロジェクター投影の際にうまく再現されない場合があります。

3. 余白
7.80mm
スライドの外壁には余白をとる。上下の余白は「ヘッダ・
フッタ」として扱う。
ヘッダとフッタ、左右のマージン
位置
中心からの距離
記載する内容
ヘッダ
7.8mm スライドのタイトル
11.50mm
11.50mm
CI（コーポレートアイデンティ
フッタ
8.00mm ティ）、スライド番号、文書番号
左右部
11.50mm 原則何も記載しない
8.00mm

4. グリッドとガイド
余白の位置決めやスライド内の要素の整列には「グリッドと
ガイド」を利用する。
CHECK
0.1cm
CHECK
CHECK

5. ガイド位置
7.80mm
ガイドは「ヘッダ・フッタの境界線」や「スライドの中心」
「スライドを3分割する目安」をわかるようにすると便利。
4.30mm
0mm
11.50mm
4.30mm
0mm
4.30mm
11.50mm
4.30mm
8.00mm

ちなみに3分割は、写真の構図（被写体の配置決め）
にも利用されるテクニックです。

6. フォント
フォントは「メイリオ」を使用する。
瞬時に認識しやすい「ゴシック体」。
アンチエイリアスがかかり、見た目にキレイ。
システムフォントゆえ、どんな環境でも同じ
見た目が再現できる。

7. フォントサイズ
フォントサイズは利用する媒体に応じて調節する。プロジェ
クターでの小さな文字は、見えにくい場合があることに注意。
媒体ごとのフォントサイズに関する指針
媒体
説明
小さな文字（例：8pt）でも読み取る
紙（A4）
ことができる。
必ず読ませたい文字は24pt前後を使用
プロジェクター
する。会場によるが、18ptでは見えな
いことも。

8. 行揃え#1
見出しは「左揃え」、比較的長めの文は「両端揃え」とする。
見出し
左揃え・両端揃え
左揃え
本文
私の個人主義
両端揃え
私は今日初めてこの学習院というものの中に這入（はい）り
ました。もっとも以前から学習院は多分この見当だろうぐら
いに考えていたには相違（そうい）ありませんが、はっきり
とは存じませんでした。中へ這入ったのは無論・・・

9. 行揃え#2
印象付けたいメッセージには「センター揃え」が効果的。
センター揃え
プレゼン資料はデザインの工夫次第で
伝わりやすくできる！

10. 行間
テキストの行間は、プレゼンツールの「段落」機能を利用し、
原則「1.2～1.4倍」の範囲で調整する。
「行間」の設定例
私は今日初めてこの学習院というも
行間
のの中に這入（はい）りました。
1.2倍
もっとも以前から学習院は多分この
見当だろうぐらいに考えていたには
相違（そうい）ありませんが、はっ
きりとは存じませんでした。中へ這
入ったのは無論今日が初めて・・・

11. 段落
段落は「段落後」の機能を使用してスペースを確保する。
できる限り空白改行は避ける。
「段落後」の設定例
・・・はっきりとは存じませんでし
た。中へ這入ったのは無論今日が初
めてでございます。
段落後
12pt
さきほど岡田さんが紹介（しょうか
い）かたがたちょっとお話になった
通り・・・

補足｜「段落」ダイアログボックス
「ホーム」タブの「段落」右部の「矢印マーク」をクリック。

12. 箇条書き
箇条書きは「箇条書きと段落番号」を使う。行間は「1.0～
1.4倍」、段落前は「0pt」、段落後には「6～12pt」を設
定する（ただし、親要素の段落前は「12pt以上」を設定）。
箇条書き
箇条書きの親要素
行間
– 箇条書きの小要素。行間「1.2倍」、
1.0～1.4倍
段落後は「6pt」を設定しています。 子要素の段落後
6～12pt
– 箇条書きの子要素#2
箇条書きの親要素。段落前は
親要素の段落前
12
「12pt」。直前の箇条書きに対して
pt以上
広くスペースをとっています。

補足｜「箇条書きと段落番号」ダイアログボックス
「ホーム」タブの「箇条書きと段番号落」を選択。

あの箇条書き、
インデントに
「全角空白」
使ってないか !?
誰か教えてやってほしいぜーー！
ココ ・あいうえお
かきくけこ

13. 表
表は、PowerPointの「表」機能を使用する。罫線の有無や
背景色・文字の配置を工夫して「見やすさ」に配慮する。
罫線の太さ
表
0.5pt
項番
名称
数量
単価
計 罫線の色
1
商品A
1
¥10,000
¥10,000
無彩色
2
商品B
3
¥30,000
¥90,000
3
商品C
5
¥50,000
¥250,000
Total
¥350,000
項番は
名称は
数値は
センター揃え
左揃え
右揃え

14. 補足説明・注意書き
補足説明・注意書きは、例外的に余白（フッターなど）への
書き込みもアリ。
補足説明・注意書き
※こちらは補足説明です。小さめのフォントサイズを使用しています。 ※注意書きは色を変えても良いでしょう。

15. 表紙
表紙は無理にこだわらない。中央部に「タイトル」と
「 パワーポイントの品質と生産性を向
CI（ロゴ、提供者名）」を記載する。
上させる
デザイン・テンプレート

16. 目次
パワーポイントの品質と生産性を向上させる
目次は デザイン・テンプレート
背景の左部1/5程度をメインカラ
ーで塗りつぶし、
通常のスライドとは性質が異なることを暗示する。
1. ページ設定
9. 行揃え#2
2. カラー
10. 行間
3. 余白
11. 段落
4. グリッドとガイド
12. 箇条書き
5. ガイド位置
13. 表
6. フォント
14. 補足説明・注意書き
7. フォントサイズ
15. 表紙
8. 行揃え#1
16. 目次

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