PHPer人生、
一度はフレームワークを作っておこう！
» at: PHPカンファレンス北海道
» date: 20160415
» speaker: uzulla

（注意、本スライドは口頭で伝えた事がかなり抜けてい
ます）

"who are you ?"
UZULLA
PHPer
「東京方面からきました」

PHPer人生、
一度はフレームワークを
作っておこう！

201X年！
世界は規約の炎に包まれた！！

» 「井戸は枯れ、畑は荒れ、あらゆる$_GETは絶滅した
かに見えた。 だが、オレオレフレームワークは死滅
していなかった…」

» 「さがれ！道をあけろ∼！」
» 「（有名FW）様のお通りだ∼！」
» 『ぼくフレームワーク作りました＾＾』
» 「汚物は消毒だ∼∼！！」
» 『ギャー！！！』
» 「わははは土下座しろ！！消毒されてえかーー！！」

（皆さんついてき
ていただけてま
す？）

» 立派なFWが増えた現在、マットウなFWを使わない
ことは(常識的PHPerとしての)死を意味するのだ、コ
ワイ！！
» オレオレフレームワーカーはオレオレ狩りに遭わぬよ
う、息をひそめ、公にすることなく、オレオレフレ
ームワークを愛でるのであった…。

» かくして「オレオレフレームワーク人口」は減少し、
一度もオレオレしたことのない非オレオレ人の増加
を私は感じている…
» 「許せん！オレオレフレームワーク愛好家としては断
固戦いたい！（個人の感想です）」
» というのが、このトークのアングルです

まず最初に、今日私がどれく
らい敵をつくるのか知ってお
きたいんですが、
» 皆さんは
» 「オレオレってなに？」ですか？
» 「一度はオレオレ」ですか？
» 「ネバーオレオレ」ですか？
» 「一生オレオレ」ですか？

「なるほど」
» では本題に入っていきます。

FWを作る前に
FWとはなんなのか

フレームワークとは？
ｰ PHPでは「ウェブアプリケーション製作時に役立つラ
イブラリのセットと世界観＋エコシステム」を指す事が
多い
- 過去は特に前者だったが、昨今は後者も重要に
- （以後、FWと略称します）

有名なFW
Symfony, Laravel, Lumen, Slim Framework, Yii,
PHPixie, FuelPHP, CodeIgniter, CakePHP,
ZendFramework, Phalcon, Nette, Silex, fatfree,
limonade, DietCake, DietCube, Lithium, Aura,
Ethna, etc. etc.
に角沢山

もっとある！多
い！
» 2016-04-12調べ
» どんどん増えてる
» (無論、この数字はノイズ
を含む)
» このほかに、センパイから
渡されたFWとかもあるで
しょう

目的特化型FWも
» ブログエンジンのWordpress 等
» CMSのDrupal 等
» ECサイトのECCUBE 等

FWを使う理由
- 生産性の向上
- 決まり切ったコードを書かずに済む
- 良くある機能はプラグインがあることも
- 「制限」ができることで、設計がしやすい
- 品質の向上
- ロジックに集中でき、新規コード量を減らせる
- 「良い設計」から乖離しづらくなる
- セキュリティホールが勝手に埋められている事も多い
- 大規模開発の基礎になりやすい
- チームに規約を要求しやすい
- （大抵）シッカリしたドキュメントが存在するので学習・教育しやすい

所で、FWは必須なのか？
» (PHP<=3の事は省略)
» PHP4から、PHP自体がフレームワークになった
» DBサポートもSessionサポートもある！
» PHPだけで大体の事は書ける
» いまだにこの素朴な世界は一部で健在

時は流れ…
「常識」が変わる

「PHPでもルーターが必要では？」
» （URLにあわせて処理内容を変える）
» PHPでのルーティングはHTTPD任せ
» form.php,confirm.phpなどに別ける古きゆかしいス
タイルは「ダサい」「非効率的」
» SEOだなんだで、良い感じのURLが求められる時代
» REST！REST！

「テンプレートエンジンも重要だ」
» テンプレートエンジンとしてPHPはアルティメット
» セキュアさを徹底するのがむずかしすぎる
<?php echo $_GET['foo']; ?>
» ここにいる人が書くとは思えないが、ウッカリ書け
ちゃう
» （Blogカスタム案件だと割と見る…コワイ…）
» 「世界平和の為にPHPの力を封印する必要がある」

セキュリティが低くて危険
» 現代は様々な対策をしないと世界平和が保てない
» 徳丸本は基本クリアしないといけない
» PHPだけでは安全のための仕組みは皆無
» 勿論実装はできる、しかし個人の能力差は激しい
» htmlspecialcharsという正露丸しかない人も…
» 正露丸すらない現場もしばしば見ます
» FWを正しくつかえば、結構押さえ込める(要出典

その後も続々と
» 「○○(例:ORM)があるとよさそう」「作ろう」
» それらライブラリがまとまっていき、いつしか皆が知
るFWという集合体に
» さらにFW間、言語間で研鑽し、パクリあったりして
良い物ができる
» 現在は一般人はよいFWを争うように選ぶ

なんやかんやあり
» かくして世界は様々なFWにつつまれ、エンジニアは
平和の内に暮らしたのだった…
» （どのFWがいいか選ぶのが大変な事は除く）

完!

完ではない
» ということで、FWはつくるものでなく選ぶのが現代
» 自分で苦労する必要はない
» 必要はないのに…
» オレオレフレームワークを作ってしまう人はいる
» 私とか

オレオレフレームワークとは？
» 世の中には良いFWが沢山あるのに、
わざわざ自作してしまったFW
» 主に個人や、職場など狭いところでのみ使われている
事が多い
» 「オレオレFWは合法です！」
» そもそも多くの有名FWもオレオレから始まったろう

オレオレとノットオレオレの違いは？
» フレームワークとして安定している（漠然）
» 皆がその仕様を学べて（ドキュメントが整備
» できれば沢山の目と、現場で試されていて
» できればデキがよければよい
» できれば日本語書籍なんかもでてれば最高
» （定義なんてない、ということです）

オレオレフレームワーク愛好家の弁
» 「オレならそこらのFWより良い物がつくれる！」
（…なんて人は少ない）
» 「複雑なFWに熟達するより、作った方が早い」
» 「作ってる人が横にいるから楽」
» 「先祖代々受け継がれてきたこのFWは最高」
» 「OSSを導入するのにスタンプリレーが地獄」
» 「作ってみたかった」

オレオレフレームワークに対
する批判例
» 「品質が悪い」
» 「ほしい機能がない」
» 「継ぎ接ぎ設計が多く、把握しづらい」
» 「セキュリティに問題がある」
» 「ドキュメントがないし、作った人が退職して地獄」
» 「PHPのバージョンが上げられない」

どれももっともなご批判
» しかしそれらは責任ある所での話
» 趣味の探究心のためなら問題にならない
» 作ってみたいなら作るべき
» （っていうか作ったことないの？ホントに？）
» オレオレを作る事でからかわれる（？）のは
おかしい！

ということで（？）
» 皆さんオレオレフレームワークを作りましょう！
» でも、一度もつくったことがない人もいそう
» ということで、本日はオレによるオレオレビギナー
にむけたオレ流オレオレフレームワーク作成例を紹
介

オレオレビギナー向け情報
» オレオレフレームワークの作り方
» 必要なもの
» あると良いもの
» おすすめ指針

必要なもの
» やる気
» 参考になる他のFW
» 最近見たオシャレなTipsとかのブクマ

あると良い物
» メールフォームや掲示板みたいなアプリ
» 普段かかえている既存FWに対する不満
» オブジェクト指向プログラミングの教科書
» git、PHPStormなど

おすすめな指針
» 無計画
» 無責任
» 無テスト
» 有限時間

では早速…
その前に

以下の事は避けよう！
» 他人に使わせる
» 仕事や個人サービスの責任がかかる所に使う
» 完成させられないことを後悔する
» （そうしておけば、誰も悲しまない）

では作ってみます

「なにがあればFWかな？」
» FWがどんなものか皆さん知ってるとは思いますが、
どんなFWをつくるかちょっと考えましょう
» とりあえずLaravelの機能一覧を見てみた

Routing, Middleware, Controllers, Requests,
Responses, Views, Blade Templates,
Authentication, Authorization, Artisan Console,
Billing, Cache, Collections, Elixir, Encryption,
Errors & Logging, Events, Filesystem / Cloud
Storage, Hashing, Helpers, Localization, Mail,
Package Development, Pagination, Queues, Redis,
Session, SSH Tasks, Task Scheduling, Testing,
Validation, Query Builder, Migrations, Seeding,
Eloquent ORM,

無理

オレオレフレームワーク製作
心得を思い出す
» 有限時間に終わらせる
» 最初に止め所を決めておく
» 例「合計○日以内にできるようにする」
» 例「ある実装に数時間悩んだら今回は諦める」
» 例「お手本を土日で理解出来ないなら次回に」

ビギナーはまずはマイクロフ
レームワーク
» ルーター（コントローラー）
» テンプレートエンジン（ビュー）
この二つでフレームワークと言い張れるのでオトク！

ルーター
» URL＆Method等の判定パターンを登録・保持
» 実行時に対応するものを決定して返す

テンプレートエンジン
» ルーターで実行したコードの結果を整形する、主に
HTMLを出力するのに使われるのはご存じの通り
» PHP自体がほとんどテンプレートエンジン

この二つだけですよ、なんかすぐにできそうですね！い
ますぐつくってみましょう！

ということで完成
したものがコチラ
です

Ore framework爆誕！！
» オレフレームワーク！
» 作成日数は１日くらい！
» https://github.com/uzulla/Ore

機能
» 素朴なルーター
» '/post/:post_id' みたいな指定も一応できる
» 素材を活かしたテンプレートエンジン
» っていうかほぼPHPそのまま

特徴
» 10年くらい前にみた感じを再現！
» 現代のFWからみれば異様にシンプル！
» 1ファイル、関数10個くらいでできてるぞ！
» 初心者にむずかしいOOPも無し！関数でおｋ！

<?php // index.php
require_once(dirname(dirname(__FILE__)) . "/app/ore.php");
define("DB_DSN",
'sqlite:' . dirname(dirname(__FILE__)) . "/db.sqlite");
option('HTML_TITLE', "なつかしの世界です");
route('/', 'post_list');
route('/post/create', 'post_create');
route('/post/:id', 'post_show');
route('/reset', 'post_reset');
run();
?>

route('/', 'post_list');
route('/post/create', 'post_create');
route('/post/:id', 'post_show');
route('/reset', 'post_reset');
run();

function route($path = null, $func_name = null)
{ // 関数終了時にも消えない配列として$route_listを宣言
static $route_list = array();
// $keyと$val両方に何か入っていれば、$pathをキーに$func_nameを保存
if (!is_null($path) && !is_null($func_name))
$route_list[$path] = $func_name;
// 引数指定無しなら、$route_listをまるごと返す
if (is_null($path)) return $route_list;
// $path引数が有り、そのキーがroute_listにあれば、それを返す
if (isset($route_list[$path])) return $route_list[$path];
// みつからなかったので、nullを返す
return null;
}

function run()
{
// 現在のアクセスに対応するPathを検索
$path = find_match_path();
// pathに対応する関数名をとりだし、実行
call_user_func(route($path));
}

function find_match_path()
{
$uri = $_SERVER['REQUEST_URI'];
foreach (path_regex() as $path => $regex) {
if (preg_match($regex, $uri, $matches)) {
$match_path = $path; break;
}
}
if (!isset($match_path)) { return 'notfound'; }
foreach ($matches as $k => $v) {
if (preg_match('/^[0-9]/u', $k)) { continue; }
option($k, urldecode($v));
}
return $match_path;
}

function path_regex()
{
$regex_list = array();
foreach (route() as $route => $cb) {
$regex_list[$route] =
'#\A' .
preg_replace_callback(
'#:([\w]+)#',
function ($m) {
return "(?P<{$m[1]}>[^/]+)";
},
$route
) .
'\z#'; // ex: #\A/post/(?P<id>[^/]+)\z#
}
return $regex_list;
}

function render($template, $params = array())
{
extract($params);
ob_start();
include(TEMPLATE_DIR . $template);
$html = ob_get_clean();
echo $html;
}

// 呼び出し
render('∼∼',array('name'=>$name));
↓
// includeされるテンプレ内のコード
<?php echo $params['name']; ?>
// ↑ではなく、↓みたいにかきたいよね？
<?php echo $name; ?>

長くなるのでこのへんで
» Githubに（はずかしながら）あがっていますので、
後で読んで笑ってください。

「たのしい！」
» なつかしテクニックをひさびさにつかうと新鮮！
» なんだかんだ体がおぼえててスイスイかけてたのし
い！
» どうです？10年前のテクニックも趣がありますよ
ね？
» 「オレオレFW作りってたのしいそう∼！」
» どうです？たのしそうでしょう？

みなさんの感想
「昔話じゃないか！ふざけんな！」

このままだと家に帰れなくな
りそうなので
» もう一つフレームワークを作りました

Ore2 Framework 爆誕！
» オレオレフレームワーク！
» 製作日数は３倍の約三日！
» https://github.com/uzulla/Ore2

特徴
» Oreと違ってOOP対応（？）！
» PSR-3,4,7,11(Draft)に(多分)準拠！
» 流行るかもしれないPSR-7を使ったミドルウェアに
対応！
» PHP7対応！というか7以降でしかうごかない！

機能 (野望)
» ルーター
» Twigっぽいテンプレートエンジン
» ロガー
» PSR-7、Middleware対応
» コンテナ（ロケータ）
» セッション

機能 (現実)
» ルーター
» Twigっぽいテンプレートエンジン ×
» ロガー
» PSR-7、Middleware対応△
» コンテナ（ロケータ）
» セッション △

「三日では無理!!」
» テンプレートエンジン
» パーサーレキサートークナイザー
» Request/ResponseInterface
（と付随するServerRequestInterface等）実装大変
» Zend先生に頼りました
» セッション
» 生煮え（真のPSR-7対応のセッション面倒！）

<?php //index.php
declare(strict_types=1);
include __DIR__."/../vendor/autoload.php";
// Route 登録
$router = new \Ore2\Router();
$router->get('/', function(){
return $this->html('<span style="color:red">123</span>');
});
$router->get('/name/:name', function(){
return $this->html("hello {$this->c->routeParams['name']}");
});
$router->get('/sample', '\\MyApp\\SampleAction::sample');
$router->get('/sample_json', '\\MyApp\\SampleAction::sampleJson');
// PSR-7オブジェクトのファクトリを実装するの諦めました
$request = \Zend\Diactoros\ServerRequestFactory::fromGlobals();
$response = new \Zend\Diactoros\Response();
// route 解決
$match_result = $router->findMatch($request->getMethod(), $request->getRequestTarget());
// 各種ヘルパーをコンテナにいれる
$container = new \Ore2\Container();
$container->config = require __DIR__."/../settings.php";
$container->session = new \Ore2\Session(new \Ore2\Session\Storage\PHPSession());
$container->template = new \Ore2\Template($container->config['template']);
$container->logger = new \Ore2\Logger();
// アクションを作成
$action = $match_result->buildAction($container);
// Middlewareとして実行
$seqencer = new \Ore2\MiddlewareSequencer([
new \Ore2\Transmitter(),
$action
]);
$seqencer($request, $response);

ではコード紹介…
» としたいが、さすがにスライドでつらつら紹介する
のが厳しいコード量
» なのでダイジェストで紹介
» 興味がある方はGithubで見てください

» PHP7前提で組み始めたし、せっかくなので
declare(strict_types=1);、引数型指定や返値型
指定もドンドン付与
» PSR-4対応なのでComposerのAutoloader
» ルーターは関数名でなくクロージャ、またはクラスメ
ソッド名指定が可能
» 流石にHTTPメソッドに対応
» LoggerはPSR-3準拠

» コンテナは意味なくPSR-11(Draft)にも対応し、
ArrayAccessと__get/setも実装
» Sessionは(一応)PSR-7で動くように作成
» CSRFガードや例外トラップ等をPSR-7 Middleware
として実装
» relay(relayphp.com)風のミドルウェア実行機能を
用意
» ルート設定で、アクションにクロージャを渡しても
bindToで$this経由で色々触れる
» etc,etc

PSRで書けそうなもの全部書
いてみた
» ということで、個人的には満足です！
» （何をいっとるんだこいつは）

PSR-7についてちょっと紹介LT

PSR-7について
» Request/Response ObjectのInterface仕様
» ブラウザからのリクエスト情報が全部はいったオブジ
ェクト
» PerlではPSGI、RubyだとRackみたいなもの
» PHPでも過去なかったわけではないが、FW毎に互換
性はなかった

なにが嬉しいの？
» 普通は、特にうれしくない
» 個人的には
» オレオレFW愛好家的には楽にテストできそう
» 他の言語っぽくて自然に感じて嬉しい
» ReactPHP等アプリケーションサーバーが対応す
れば楽しそう！=>実際ツイートを見た
» Middlewareがたのしそう

なにが嬉しくないの？
» （当面は）無駄が増えるので遅くなる
» $_*を直で触る今までと互換性が無い
» PHP純正のsessionが(本来なら)無くなる
» まだ使える実装が選べない

まあ、普通の人は気にしない
» FWのヘルパやショートカットで隠 されるだろう
» FW制作者だけが気にしていればいいのでは…
» そう、オレオレFW制作者なら気にしないとね！＾＾

// ZendのPSR-7実装
$request = \Zend\Diactoros\ServerRequestFactory::fromGlobals();
$response = new \Zend\Diactoros\Response();
// アクションをルーターで決定
アクション = ルーター($request);
// 実行
$response = アクション($request, $response);
// 何らかの方法で$responseを送信
送信する君($response);

// requestからPOST取得例
$name = $request->parsedBody['name'] ?? '';
// レスポンスオブジェクト作成
$response = $response
->withStatus(200);
->withHeader('Content-Type', 'text/html');
$body = new \Zend\Diactoros\Stream('php://memory', 'w');
$body->write("Hello world");
$response = $response->withBody($body);
return $response; // この後で送信君などで送信される

PSR-7 middlewareについて
» 状態がグローバル変数から引きはがされたので、フィ
ルターみたいなことがやりやすい
» Rack MiddlewareやPlack Middleware
» 「そこらのFWにもミドルウェアあるじゃん？」
「それが全部のFWで共通のIFになれば、夢が？」
「「広がる！！」」

ミドルウェアの概念図
(A,B,C,Dはミドルウェア)
A B C D
|-req&res->|
|-req&res->|
|-req&res->|
|
|<-res-----|
|<-res-----|
|<-res-----|

用途は無数、オレオレ的には
夢がある
» 入力/出力の加工
» CSRF対策
» 認証
» 安全性向上に有用なヘッダーの送信
» 出力時に置換

» フック
» キャッシュ
» ロガー
» 例外キャッチ

PSR-7のしんどいと感じた所
» あくまでもHTTPリクエストの状態なので…
» 知ってはいたが、$_SESSIONがない！
» Ore2では誤魔化して実装
» そもそもimmutableなPSR-7と相性が悪い
» ううーーん…

まあでも楽しい！
» mod_phpとかphp-fpmとか飽きたぜ！
» という方は是非やってみてはいかがでしょうか

完!!!

完ではない

「オレオレフレームワークの話しだったのでは？」
» ここまですべて余談！
» このように、生煮えの技術をグイグイ使って試すの
も、オレオレの楽しさなのです！！
» どうですか？たのしそうでしょう？

さて、OreとOre2を振り返っ
てみましょう
» Oreはとにかく最小限でかかれている
» Ore2は凝ってはいないけど欲張った
» で、実際これどれくらい大変なの？

» Ore
» 9 commits / 588 ++ / 168 --
» Ore2
» 62 commits / 4,106 ++ / 1,063 --

と、みると、どうですか
» 「所 こんなもの（）なのに、それっぽくするの面倒
そう…」
» そうおもいませんか？
» 「わたしにも土日で作れるかな？」
» そう思うかもしれません…

そんなことない！
あなたも今夜中に
あなただけの
FW！！

昨今のPHPは…
» ライブラリがめっちゃそろってる！

» 「ルーターは？」
» 沢山あります！
» 「テンプレートエンジンは？」
» 沢山あります！
» 「○○は？」
− （多分）沢山あります！

大地(OSS)の恵みに感謝…！
» イケてるライブラリを公開してらっしゃる方々
» 本日も何人もいらっしゃっている

選ぶのはしんどいのでは
» まあオレオレだからサンプルの雰囲気から気軽にえら
ぼう！

ということでやってみた
» 本日三つ目!
» Oredakedenai FW!
» テンプレートエンジンはTwig
» ルーターはzonuexe/simple-routing

<?php
include __DIR__."/../vendor/autoload.php";
\MyApp\Db::$pdo = new \PDO("sqlite:".__DIR__."/../db.sqlite");
$container = [
'template' => new Twig_Environment(
new Twig_Loader_Filesystem(__DIR__."/../template")
)
];
$routing_map = [
['GET', '/', '\MyApp\Post::showList' ],
['GET', '/post/:id', '\MyApp\Post::show', ['id' => '/^(\d+)$/']],
['POST', '/post/create', '\MyApp\Post::create' ],
['GET', '/reset', '\MyApp\Post::reset' ],
'#404' => '\MyApp\Post::notfound'
];
$router = new \Teto\Routing\Router($routing_map);
$action = $router->match($_SERVER['REQUEST_METHOD'], $_SERVER['REQUEST_URI']);
if (!preg_match('|\A([\\a-zA-Z0-9_]*)::([a-zA-Z0-9_]+)\z|u', $action->value, $matches))
throw new \InvalidArgumentException('invalid action string:' . $action->value);
$method_name = $matches[2];
(new $matches[1]($container))->$method_name($action->param);

» 2 commits / 398 ++ / 0 --
» 製作時間30分ｗ！
» 短い！

» 公開されているライブラリをつかってFWをつくるの
手軽！！！

じゃあなんで今回素手で二つ
も書いたの？
» 趣味です

ちょっとまって、それでオレオレといえるのか？
» 書いた所は5∼10行くらいなのにオレオレ？
» もちろんこれも貴方だけのオレオレといえます
» （まあ、Ore2だってTwigつかってるし…）
» いまや外部のライブラリもつかうのが当然である
» あんなFWやこんなFWだって、なんだかんだ
Symfonyあたりのコンポーネントをつかっている

これで手軽にオレオレできる！
» 自分が書けないところは気軽に借りる
» Githubのお陰で「人気」はスターで可視化
» （人気≠出来）
» オレオレフレームワーク作成には最高の時代では？
» できるところから気軽にオレオレ！

» ということで、やらない理由がありませんね！(？)

まとめに入っていきます
» （時間調整ともいいます）

ミッシングピースに気付ける
» ホントに0からかける？意外とかけない
» 本当に0からつくってみないと、わからないものがわ
からない
» 成果物そのものより、過程で色々な物が得られる
» つかうだけ、読むだけではない
» 普段使うだけのライブラリの意味と奥深さを知れる
» PHPだけでない知識が必要になってきたり

勿論力も上がる
» コード読解力上がる
» コードを目的持って読むのは効果的
» 典型的なスタイルをおぼえられる
» 複数のFWでつかわれていたら定番っぽい
» 設計力も上がる

工夫を無視し、シンプル書き直すと
» （自分で書けるレベルに落とし込むと）
» 逆に既存FWの工夫が見える
» 複雑なのは特別なケースに対応する為だったり
» 「遅い」「重い」のには理由があったり
» 「速い」ライブラリが色々工夫しているのに気付く

古い技術も重要と改めて気付く
» 今風なFWでも、実装は当然どろくさかったり
» 例：結局なんでもできる正規表現は正義！
» （今回ルーターの正規表現は使い回し）
» なんだかんだ歴史ある技術は長く使える技術だと気
付く
» 「がんばってむつかしそうな事を勉強していくぞ！」
「パーサレキサートークナイザーステートマシン」
「ウッウッ」

といった学びがある
» PHPカンファレンスにいらっしゃるほど、なにか学
ぶのが好きな人ならきっとたのしい
» なんだかんだでみんなやってるって、たのしいって！
» ということで
» オレオレしようぜ！

オレオレ上級者プレイ
» もうオレオレに飽きた(懲りた)方へ
» 縛りプレイ（変数を一個も使わないとか）
» 新しい仕様を実装プレイ（今回はOre2がPSR7）
» あるFWのコピープレイ（今回OreがかなりLimonde
のマネ）
» 制限時間でどこまでつくれるか（機能を諦められる
か）ハッカソンプレイ
ワイワイやるのもたのしいですよ！！

そういえば、オレオレした後
になにをすればいいのか？
» トークの応募の最後に書いてましたが…

捨てよう！！！

オレオレを使うのは微妙
» 「使いたいオレオレFWも使えない、
こんな世の中じゃ（）」
» オレオレは尖りがち
» オレオレは他人には理解されづらい
» 責任がともなうと、オレオレの自由さ楽しさがつら
さになる
» いつかはメジャー？でも今ではないそっと閉じよう

つまり
» 人生一度以上はオレオレして
» すぐに捨てていこうぜ！
» 前だけを向いて！
» エンジョイ！オレオレ！

オレオレトークは以上です！
皆さまのご清聴
オレい申し上げます！

完